130918 ヴァルスの温泉、聖ベネディクト教会
曇り、雨のち晴れ。チューリッヒからヴァルス、スンビィツへ日帰り。
旅の計画では行くつもりはしていなかったが、日帰りでいけそうなので急遽予定変更。

ズントー設計のヴァルスの温泉へ。まずは電車でイーザスまでいき、そこからバスで向かう。電車は片道51フラン、バス12.6フラン、温泉40フラン、高過ぎるが仕方ない。スイスの交通は静かで、時間もそこそこシッカリしているため乗継待ち時間も少ない。窓口の人も親切で愛想よく、日本のようなサービスなのでストレスが少ない。
ヴァルスに到着し、温泉を目指しスロープを登る、スロープの床仕上げも温泉と同じ石でつくられているが、雨で濡れていたため少々滑る。ヴァルスの外観は余りパッとはしないが、屋上の緑化は周りの風景と溶け込み見事、スリット部分のガラスが走る。内部では青く光るトップライトは 外に照明がある。
受付を済まし内部へ、薄暗い。廊下の壁からは温泉が出ており、脱衣室へ、浴室へは廊下を通らなくてもそのままいける。浴室も薄暗くスリットの光と水中の照明が幻想的な空間をつくっている。スリットは意匠的ではなく構造で切り離されている、いくつもの庇の付いたユニットが集まったような地と図の構成。ユニットの内部には温泉やシャワー、休憩スペースなどが入っていて、ユニットが集まって出来たワンルームのスペースに通路やトップライト付きの温泉がある。トップライト部分の屋根(天井)は各ユニットの庇につながれ浮いている。仕上げ材の石に注目されるが、プランがいいから他の材料だったとしても、良い建築だと思う。
雨が降っても内部は温泉で濡れてもいいのだし、スリットのガラスは無くてもいいのかもと思ったが、気温や雪の問題でさすがに無理か。
温泉はほとんどがぬるく、しっかり暖かいのは1つだけで他は温泉というよりは温水プール、花びらが浮いている温泉もあった。
内部から温泉に入ったまま外部へと出れる場所があり、内外はチェーンのノレンで仕切られている。露天風呂はお湯に浸かっていないと寒いためだろう。
温泉の水位で壁の色が切り替えられえいる。洞窟のように少し狭いトンネルをくぐった後の温泉は、壁仕上げの石が粗い。
温泉に入る時には時計を付けないため、時間が分からないのでスタッフに尋ねると、床から立ち上がる金色のパイプの天端を見る、なんとそこに時計が。さすがズントー。

スンビィツの聖ベネディクト教会へ。駅から山を1時間近く歩く、牛に着いている鈴の音が遠くから聴こえる、風景と音、空気が格別にいい。途中アスファルトの道とは違う近道と思われる山道を通ると、牛か馬の新鮮な糞が沢山落ちている、悪路の上に糞を避けるのがツライ。教会を見つけるが谷の向こう側、案内板を頼りになんとかたどり着く。
教会は想像していたスケール。外壁材の劣化具合が風景に馴染んでいる。入口は階段を上がったところにあり木の葉プランからは外れているがとても綺麗、扉は分厚くの細いルーバーが印象的、コンクリートの階段と建物は切り離されている。
内部はハイサイドからのルーバーにクッションした柔らかい光。曇りだったが、思っていたより内部は明るい。ルーバーの角度で射し込む光の強弱が変わる。天井は構造がそのまま意匠になっいて木の葉のような形をしている。内壁は合板に銀色っぽい塗装、柱は集成材。雰囲気はトゥルクの聖ヘンリ・エキュメニカル礼拝堂を思い出す。

おわり
[PR]
by spaising_ai | 2013-09-18 09:26 | ユーロ+の旅 2013
<< 130919 ヴィトラデザイン 130917 チューリッヒ >>