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2004年度 東京大学工学部建築学科卒業設計公開講評会
-東大で伊東豊雄小嶋一浩妹島和世西沢大良原研哉藤森照信ケンカ を学ぶ-
                                         レフェリー:難波和彦
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今年で二年目になる東大卒設講評会
会場30分前にもかかわらず安田講堂前には正門までとどくほどの長蛇の列。
さすが有名建築家などがたくさん来るということで人は多かった。

講評会で実感したのはやはり評価の違い。
人によって作品の見る視点が異なってくる。
意表をつく質問も様々でおもしろい。

始まって早々、
藤森氏は、質問を投げかけその学生の答えに対して、「それは無理だろう」と、
そういわれたら学生はどうしようもない。
学生も相当考えて作品をしあげているはずなのだが・・・
開きなおって言い返すこともできるだろうが、大勢の人が見ている中、
実力ある建築家に説得力のない暴言的なことを言うことはキビシイ。
どんどん追い込まれていく。
そこでレフェリーストップ!
レフェリー難波氏から藤森氏へは、
「そんなに学生を追い込まないように」と警告。(笑)

学生は質問になんとかして答えよう無理な回答をする。が、
西沢氏は、
「説明が無意味にうまい。面接のようにつまらなければいいわけではない。」
とコメント。
明解。言葉だけで表現できるものではない。

最後にグランプリを決めるときには、
妹島氏がなかなか納得しない。(仙台での石山氏のごとく。)
しかし、納得できない理由がなかなか言葉にできず、他に押す作品が無いため、
逆転はしなかった。
妹島氏が先生と呼ぶ伊東氏に反論する姿が印象的だった。

by spaising_ai | 2005-04-02 11:42 | アナログ
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